フィリピンの大学へ正規留学するのは難しい?出願条件について解説

フィリピン 正規 留学

海外の大学へ正規留学するなら、フィリピンが良いみたいだけど

「フィリピンの大学へ正規留学すべき理由って?」

「フィリピン大学正規留学って難しいの?」

「フィリピンの大学へ入学したいけど、手順がわからない」

と悩んでいませんか?

海外の大学へ正規留学する場合、欧米圏の大学よりもフィリピンの大学を選んだ方がコスパは良いですが、なかなか踏み出せない学生が多いです。

なぜなら、日本におけるフィリピンの大学の知名度はまだ低く、欧米の大学のように正規留学の費用は高額で、合格することが難しいというイメージが強いからです。

そこで今回は、留学エージェントのWebライターで合計3年間の海外留学をした私が、フィリピンの大学正規留学について解説します。

この記事では、フィリピンの大学へ正規留学する場合の出願条件および入学手順についてお伝えします。

この記事を読むと、フィリピンの大学へ正規留学すべき理由がわかり、入学するためにどのような手順で準備をすればいいのかが明らかになります。

結論をお伝えすると、フィリピンの大学へ正規留学することはとても簡単で、世界的に評価の高いトップ大学でも入学がしやすく、学費や滞在費も安いため、海外大学への正規留学を考えている学生にはおすすめです。

目次

フィリピンの大学へ正規留学すべき5つの理由

まずは、フィリピンの大学へ正規留学すべき5つの理由についてお伝えします。

留学費用が安くなる

海外の大学へ正規留学すると高額な費用がかかりますが、フィリピンは学費も滞在費も安いので金銭的な負担が少ないです。

1年あたりの学費は50,000~400,000円、生活費(滞在費や食費)は400,000~700,000円が目安で、留学費用が高額なアメリカと比較すると5分の1程度かそれ以上に安いです。

  • 為替レート・生活スタイル・大学などによって金額は大幅に変動します。

日本よりも大学受験が易しい

フィリピンは日本のような大学入学共通テストではなく、大学が独自のテストで合否を決めるので、試験科目が少なく大学受験が易しいという特徴があります。

トップ大学でも、特に私立は入試がシンプルで数学・英語・一般教養など3~4科目という所が多いです。

トップ大学は世界的にも評価が高い

フィリピンは発展途上国のイメージが強く、教育の質が悪いと思われやすいですが、フィリピンのトップ大学は世界的にも評価が高いです。

国内No.1のフィリピン大学ディリマン校は、2022年の世界アジア大学ランキングで77位/687校中にランクインしており、東京大学やカリフォルニア大学バークレー校、オックスフォード大学などの世界で有名な大学と協定を結んでいます。

英語力が飛躍的にアップする

フィリピンは英語が公用語で英語圏に近い環境となっているため、大学においても講義は基本的に英語で行われます。

トップ大学ではネイティブ並みにスラスラ英語を話せる学生も多いので、4年間も大学に通えば英語力は飛躍的にアップして、外資系企業で働けるくらいのレベルになることは間違いありません。

経済成長は東南アジア第2位の国

近年のフィリピンは首都圏のマニラを中心に目覚ましく発展していて、ASEAN(東南アジア諸国連合)では第2位の経済成長率を誇ります。

そのため、途上国の経済発展について学ぶ開発経済学の分野で重要な役割を担っており、海外から学びに来る研究者もたくさんいます。

正規留学に向いているフィリピンの大学は?

次に、正規留学に向いているフィリピンの大学についてご説明します。

超難関大学

フィリピンの超難関大学は国内で指折りの優秀な大学を指しますが、ハイレベルな教育水準や一流の教授、充実した学生支援制度などが揃っていることから、正規大学留学で最も人気の高い進学先です。

国内のみならず海外からも定評があるため入学難易度は高く、入試では高校レベルの知識が求められます。

おすすめの大学:フィリピン大学ディリマン校、デ・ラサール大学マニラ校、アテネオ大学マニラ校

上位大学

フィリピンの上位大学は超難関大学よりも入学難易度は下がるものの、高い英語力が求められるので、ある程度スケジュールに余裕を持って受験対策をする必要があります。

私立大学を中心に国内外の優秀な教授による質の高い教育が提供され、最新の設備も導入されているため、留学生でも快適に学習できる環境が整っています。

おすすめの大学:サントトマス大学、アダムソン大学、サンカルロス大学

中堅大学

フィリピンの中堅大学は入学試験なしの所が多いため、基本的に誰でも入学することが可能です。

国内のトップ大学と比較すると教育レベルはやや低くなりますが、実践的な教育を取り入れて、卒業後に即戦力として働ける人材の育成に力を入れている大学が多いです。

おすすめの大学:バギオ大学、ミンダナオ大学、ファティマ大学

フィリピンの大学へ正規留学する場合の出願条件

ここでは、フィリピンの大学へ正規留学する場合、どのような出願条件があるのか解説します。

高校を卒業していればOK

フィリピンの大学へ出願する場合、志望大学のレベルに関わらず、高校を卒業していればとりあえず第1条件はクリアです。

大学によっては高校の成績証明書の提出が必須ですが、成績の良し悪しが合否に直結することはほとんどありません。

英語力はIELTS6.0以上が目安

一般的にフィリピンの大学へ出願する際には、IELTS6.0以上もしくはTOEFL iBT 80以上の語学力証明書が要求されます。

超難関大学では入学試験として大学が作成した英語テストを受けさせる場合が多いため、より高い英語力が求められます。

全ての書類にレッドリボン認証が必要

出願書類が準備できたら、日本にあるフィリピン大使館でレッドリボン認証(公式認証)を受けなければなりません。

また、大使館へ行く前に書類を英訳して、公証人役場で公証印と法務局印、外務省で外務省印を取得する必要もあるので気をつけましょう。

フィリピン大学正規留学の入学手順は?

最後に、フィリピン大学正規留学の入学手順についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

大学選び・出願書類の手配

まず初めに大学選びをして行きたい大学が決まったら、出願に必要な書類を手配しましょう。

フィリピンの大学は国立から私立まで2,000以上もあるため、留学したいエリアや大学レベル、志望する学部から大学を絞って選んでみてください。

どうしても決められないという方は、エージェントを利用すると自分に合った大学をスムーズに見つけることができます。

入試に向けて準備

出願書類が学校側に受理されたら、筆記試験・面接などの選考方法を確認して、入試に向けて準備を始めましょう。

フィリピンは大学によって試験科目および日程が異なるので、詳細は必ず大学へ問い合わせるようにしてください。

トップ大学では高校レベルの内容が出題されるため、入試の半年~1年前から準備を開始した方が良さそうです。

受験

フィリピンは入試日が大学ごとに異なっており、年に数回の入試日を設けている大学もあります。

超難関大学だと入学の1年前に入試が行われることが多いですが、日程が突然変更になる場合もあるので注意しましょう。

合格発表

受験が終わったらいよいよ合格発表ですが、フィリピンでは大学へ直接聞きに行くこともできますし、電話で確認することもできます。

結果が出るのは入試日から半年後が目安となりますが、入試当日もしくは翌日に合否が決まるというケースも多数あります。

入学手続き

試験に合格すると大学から入学手続きの流れを説明されるはずなので、指示に従って順番に進めていきましょう。

一般的には手続き時に入学金と学費を前払いして、健康診断書などの必要書類を提出します。

住居探し

現地で住む場所を探すのは想像以上に大変なので、入学手続きが済んだら早めに住居探しをするようにしましょう。

大学寮・アパート・ルームシェアをする学生が多いですが、価格重視なら寮やルームシェア、衛生面や快適さ重視ならアパートが良いかもしれません。

渡航・入学

入学準備が整ったら、荷物をまとめてフィリピンへ渡航しましょう。

フィリピンの入学シーズンは通常8月頃ですが、冬期の入学を受け入れいている大学も多数あるため、入学時期は大学によってまちまちです。

本格的に授業が始まると忙しくなってしまうので、家具や日用品を買い揃えたり、住居や大学周辺に何があるかを確認したりして、入学前に生活環境を整えておきましょう。

まとめ

今回は、フィリピンの大学へ正規留学する際の出願条件と入学手順について解説しました。

フィリピンは世界的に有名なトップ大学へも正規留学がしやすく、費用も安く抑えられます。

ただし、入試や入学のスケジュールが大学ごとに異なる上に、変更もされやすいので、留学エージェントを通した方が正しい情報を手に入れやすいでしょう。

よくある質問

フィリピンの大学を卒業した後に欧米圏の大学院へ出願することはできますか。

はい、基本的にはフィリピンで取得した学位で欧米圏の大学院への出願資格を得ることができます。

ただ、志望する大学院によって入学条件が異なりますので、出願する際は大学へ確認するようにしてください。

フィリピンの大学へ正規留学を考えていますが、卒業後に現地就職をすることは可能ですか。

はい、フィリピンの大学を卒業していると、マニラやセブの現地・外資系企業での就職に有利です。

フィリピンの大学は留学生が多いですか。

留学生比率は大学ごとに異なりますが、私立大学はグローバル人材の育成を目標として留学生を積極的に受け入れているため、外国人学生が多く在籍しています。

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この記事を書いた人

学生時代に交換留学で1年間イギリスに留学。卒業後は、日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。現在は、マルタ島在住で主にフリーランスライターとして活動。

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