フィリピン大学留学でおすすめの大学は?メリット・デメリットも解説

フィリピン 大学 留学

フィリピン大学留学が良いと聞いたんだけど

「フィリピン大学留学の特徴って?」

「フィリピン大学留学のメリット・デメリットは?」

「フィリピンで留学におすすめの大学を知りたい」

と悩んでいませんか?

日本では欧米圏の大学へ留学する学生が多いですが、最近ではフィリピンの大学へ留学を考える学生も増えています。

なぜなら、フィリピンはトップ大学でも入学しやすいことや、留学費用が安いことなどたくさんのメリットがあり、魅力的な留学先として外国人留学生に注目されているからです。

そこで、留学エージェントのWebライターで合計3年間の海外留学をした私が、フィリピン大学留学について解説します。

この記事では、フィリピン大学留学のメリット・デメリットとおすすめの大学をお伝えします。

この記事を読むと、フィリピン大学留学について詳しくなり、フィリピンの大学へ留学すべき理由や進学に適した大学を知ることができて、より具体的な留学プランを立てやすくなります。

結論をお伝えすると、フィリピン大学留学はコスパ良く学位を取得することができて、現地就職や欧米圏の大学院への進学など、卒業後の進路の幅を広げることができます。

それでは、順番に解説していきますね。

目次

フィリピン大学留学の特徴とは

まずは、フィリピン大学留学の特徴を5つお伝えします。

大学の数が多い

フィリピンには、国立から私立まで2,000以上の大学があります。

日本の大学は全部で800校程度なので、選べる大学の数はフィリピンの方が圧倒的に多いです。

講義は英語で行われる

フィリピンの公用語は英語で、人口の9割以上が英語話者とも言われていることから、大学での講義はほとんどが英語で行われます。

さらに、トップ大学は留学生の受け入れに積極的であるため、学生の英語レベルも高く、欧米圏の大学に劣らない英語環境があります。

入学時期は8月

日本の大学では4月入学が一般的ですが、フィリピンでは多くの学生が8月に入学します。

夏期・冬期と年2回の入学時期を設けている大学もありますが、フィリピンは6月、8月、1月など大学によって入学時期が異なるという特徴もあります。

制服がある

フィリピンは、基本的に大学指定の制服を着用して登校する必要があります。

大学によって学部ごとに制服が違っていたり、着用する曜日が決まっていたりしますが、宗教色の強いカトリック系私立大学は校則が厳しめです。

フィリピンならではの専門分野を学べる

フィリピンは世界中から観光客が集まるリゾート地なので、観光・ホスピタリティの分野が発展しており、顧客とのコミュニケーションスキルから企画、運営までを専門的に学ぶことができます。

また、発展途上国に焦点を当てた開発経済の分野では、フィリピンの経済発展を実際のデータや社会問題などと合わせて考えることで、より専門性の高い知識を身につけられます。

フィリピン大学留学のメリット

ここでは、フィリピン大学留学のメリットを5つ説明します。

留学費用を抑えられる

海外への大学留学で最も大きな負担となるのが留学費用ですが、フィリピンの物価は日本の1/3程度なので、費用を大幅に抑えて留学することができます。

例えば、学費の相場は年間50,000~400,000円、生活費(滞在費・食費・娯楽費など)の相場は、年間400,000~700,000円です。

  • 為替レートや生活スタイル、大学などによって金額が大幅に変動しますので、参考程度でお考えください。

努力すれば3年で卒業できる

アメリカの大学では飛び級をして早めに卒業することが可能ですが、フィリピンの4年制大学でも努力をして短期間で卒業単位を全て取得すれば、3年で卒業できます。

大学を早期卒業すると費用の節約になるだけではなく、就職活動を有利に進められるなどたくさんの利点があります。

世界各国の優秀な学生と知り合える

フィリピンのトップ大学ともなると、小さい頃から英才教育を受けてきた優秀な学生が多く在籍しています。

そのうえ、アジアや中東、ヨーロッパ、アフリカなど世界各国から有能な留学生も集まっているため、様々なバックグラウンドを持つ人達と知り合うことができ、仕事やプライベートにおける将来の可能性が広がります。

日本の大学よりも入学が簡単

フィリピンの大学受験には、大学入学共通テストというものが存在せず、大学ごとに独自の試験を実施しており、日本の大学よりも入学までのハードルが低いです。

特に私立はトップ大学でも入学が比較的簡単で、英語や数学、一般教養など受験科目の数が少ないため準備もしやすいです。

現地就職を狙える

マニラ首都圏を中心に経済発展が著しいフィリピンは、ASEAN(東南アジア諸国連合)第2位の経済成長率を誇る勢いのある国です。

そのため、ビジネス拠点をフィリピンに移動させる外資系企業が増加しており、フィリピンへ大学留学をすると、現地就職も狙いやすくなります。

フィリピン大学留学のデメリット

次に、フィリピン大学留学のデメリットを3つ解説します。

タガログ語が使われる場合もある

大部分のフィリピン人学生はタガログ語を母国語としているので、日常生活では頻繁にタガログ語を使います。

また、留学生の少ない国立大学では、タガログ語や英語の混ざったタガリッシュで講義を進める教授もいるため、慣れるまでは授業についていけず、落ち込むこともあるかもしれません。

エリアによっては治安が悪い

フィリピンはまだ途上国で貧富の差が大きいため、エリアによっては治安が悪いです。

特にマニラでは、外国人を狙った暴力的な窃盗事件が多発しているため、大学の敷地内であっても夜間の1人歩きをしない、高価な物を身につけないなどの基本的な防犯対策を怠らないようにしましょう。

インフラは日本より劣る

フィリピンのインフラは完全に整っていない部分も多く、日本人学生には生活面でのストレスが大きいかもしれません。

日本では当たり前のように使えるインターネットも速度が遅いことがありますし、水回りのトラブルや停電も発生しやすいです。

ただ、学費の高い私立ではインフラが整備されていて、外国人留学生向けに新しい設備を揃えている大学も多いです。

フィリピン大学留学におすすめの大学

最後に、フィリピン大学留学におすすめな5つの大学をご紹介します。

フィリピン大学ディリマン校

マニラの学園都市であるケソンシティにあるフィリピントップの国立大学で、世界アジア大学ランキング(2022年)では77位(687校中)と世界的にも高い評価を受けています。

フィリピン大学は国内各地の8キャンパスから成り立っていますが、ディリマン校の敷地は東京ドーム100個分に相当するくらい広く、ショッピングセンターや銀行もあって便利です。

学部が20以上あり文系から理系まで幅広い学問を選択できますが、人気大学なので入試の難易度は高いです。

デ・ラサール大学マニラ校

マニラ市内にある私立大学で、フィリピンの大学ランキングでは常にトップ3にランクインしている名門校です。

ビジネスやエンジニア学部に強みを持っており、学費が高めに設定されている分、学校設備も整っていてインフラ面は問題ありません。

グローバルに対応できる人材を育成するため、早稲田大学を始めとする世界中の大学と協定を結んで留学生を積極的に受け入れています。

サントトマス大学

マニラ市にある1611年設立のアジア最古の大学で、学生数が約40,000人と世界的にも大規模なカトリック系私立大学として知られています。

国内ではトップ5に入る名門大学で、医療や観光、教育など多くの学部が政府からも高く評価されています。

歴史的な古い建物をそのまま利用していますが、中はリフォームされ最新の設備が揃っているので、学業に専念できる環境があります。

アテネオ大学マニラ校

マニラのケソンシティにあり、デ・ラサール大学マニラ校と国内2位の座を争う優良私立大学です。

英語系の学部はフィリピンで最高レベルの教育を受けられるので、ネイティブ並みにきれいな英語を話す学生が多いです。

留学生がたくさん在籍している国際的な環境で、学校設備やセキュリティ面もしっかりと管理されているため、フィリピンの富裕層も多く通う大学として知られています。

アダムソン大学

マニラ市に位置しており、ギリシャ移民であるアダムソンによって設立された私立大学です。

国内ではトップ10に入る優秀な大学の1つで、特に土木工学や電気工学などの理系分野が強いです。

日本の帝京大学を始め、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど様々な国の大学と提携して、多くの留学生を招致しています。

まとめ

今回は、フィリピン大学留学のメリットとデメリット、留学におすすめな5つの大学について解説しました。

フィリピン大学留学は、欧米圏の大学へ行くよりも安い費用で学位を取得できて、特にトップ大学を卒業すると将来の選択肢がかなり広がります。

この記事を読んで、フィリピンの大学へ留学をしてみたいと思った方は、早速留学プランを立ててみてくださいね。

よくある質問

フィリピンのトップ大学の偏差値はどのくらいですか。

フィリピンは偏差値で大学を評価することをあまりしませんが、国内トップのフィリピン大学ディリマン校で神戸大学や広島大学に近いレベルだとされています。

ただし、入学するために高い英語力が要求されるので、実際の大学レベルはもう少し高く考えても良さそうです。

フィリピンの大学入試はいつ頃ですか。

入試日は大学によって異なりますが、トップ大学では入学日の1年前に入試を実施するケースが多いです。

フィリピン大学留学でかかる費用は1年あたりどのくらいですか。

個々人の生活スタイルや進学する大学によって金額は大幅に変わりますが、目安は年間700,000~1,200,000円程度です。

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この記事を書いた人

学生時代に交換留学で1年間イギリスに留学。卒業後は、日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。現在は、マルタ島在住で主にフリーランスライターとして活動。

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