大学留学を考えていて、フィリピンが良いって聞いたけど
「フィリピン大学留学の魅力って?」
「フィリピン大学留学にかかる費用ってどのくらい?」
「大学留学で人気があるフィリピンの大学が知りたい」
と悩んでいませんか?
大学留学というと、日本では一般的に欧米圏の大学が選ばれますが、実はフィリピンの大学へ進学する外国人留学生が増えています。
なぜなら、フィリピンは世界的に評価されているトップ大学でも入学しやすい上に、学費や生活費を安く抑えられるなどの魅力がたくさんあるからです。
そこで、留学エージェントのWebライターで合計3年間の海外留学をした私が、フィリピンの大学留学について解説します。
この記事では、フィリピンの大学留学にかかる費用や人気の大学をお伝えします。
この記事を読むと、フィリピンの大学留学について詳しくなり、費用や行くべき大学がはっきりして留学プランを立てやすくなります。
結論は、フィリピンへ大学留学をするとコスパ良く学位を取得することができて、卒業後の進路の選択肢を広げることができます。
それでは、順番に見ていきましょう。
フィリピン大学留学の魅力とは
まずは、フィリピン大学留学の魅力を7つお伝えします。
留学費用が安い
フィリピンの物価は日本の3分の1が目安と言われており、留学費用がとても安いことが最大の魅力です。
欧米圏の大学へ留学した場合と比較すると、1年で300~500万円もの節約ができるため、金銭面での心配なくのびのびと勉強に専念できます。
日本の大学よりも入学しやすい
フィリピンの大学は、欧米のように入学は簡単で卒業が難しいとされており、特に私立大学は入学試験がシンプルで入学しやすいです。
大学によっては、英語の試験とちょっとした数学などの筆記試験のみという所もあります。
フィリピンのトップ大学は世界的にも優秀
フィリピンは、まだ途上国であることから教育レベルが低いと思われがちですが、国内のトップ大学は世界的にも高く評価されており優秀です。
フィリピン大学ディリマン校は、世界アジア大学ランキング(2022年)では687校のうち77位で神戸大学や広島大学と並ぶ上位校となっています。
大学の授業は基本的に英語
フィリピンの大学での授業は基本的に英語で進められるため、卒業する頃にはビジネスの場にも対応できるくらいの英語力が身につきます。
フィリピンでは人口の90%以上が英語を話せると言われており、公用語として英語が定着しているので、トップ大学ともなればネイティブ並みに流暢な英語を話す学生も多いです。
経済成長が著しく未来が明るい
フィリピンは首都マニラを中心に経済成長が著しく、ASEAN(東南アジア諸国連合)の中ではシンガポールに次いで2番目に勢いのある国です。
総人口は1億人(2020年)を超えて日本より多く、平均年齢は25歳と若い人が多いため、国の未来が明るいという魅力があります。
3年で卒業できるチャンスがある
フィリピンの大学にはアメリカの大学のような飛び級に似た制度があり、卒業に必要な単位を取得できれば4年制大学を3年で卒業することが可能です。
大学を早めに卒業できると、留学費用を節約できる上に、就職活動でも有利に働くなど数多くのメリットがあります。
観光・ホスピタリティ分野の専門性が高い
フィリピンは世界的な観光リゾート地なので観光・ホスピタリティ分野が発展しており、専門性の高い内容を学ぶことができます。
大学によっては実際にホテルやレストランで職業体験をする機会もあり、実践的なノウハウを身につけられるので、キャリアアップにも繋がりやすいです。
フィリピンへ大学留学する際の注意点
ここでは、フィリピンへ大学留学する際の注意点を3つ説明します。
治安の悪いエリアがある
フィリピンの治安は日本と比べると全体的に悪く、外国人を狙った強盗や盗難、ぼったくりが起きやすいです。
特にマニラ首都圏では凶器を用いた犯罪も多発しているため、治安の悪いエリアには近づかないように注意をしてください。
タガログ語が使われることもある
フィリピンの公用語は英語ですが、多くの人の母国語はタガログ語となっているため、フィリピン人同士の会話では基本的にタガログ語が使われます。
また、英語にタガログ語が合わさったタガリッシュという独特な英語で講義を行う教授もいるので、留学生活に慣れるまでは苦労するかもしれません。
入学時期は主に8月
フィリピンの大学入学時期は主に8月で、トップ大学ではその1年前に入試が行われるため、日本の受験シーズンとは時期が全く違います。
ほとんどの大学が年に2回入試の機会を設けているので、冬期に入学することも可能ですが、大学によって入試日・入学日が異なるので、志望大学のスケジュールを必ず確認するようにしましょう。
フィリピン大学留学にかかる費用
こちらでは、フィリピン大学留学にかかる費用について解説します。
学費
海外大学へ進学する場合に最も金銭的な負担が大きいのが学費ですが、フィリピンでは年間5~40万円が相場で、日本の国立大学(年間50~60万円)よりも安めです。
外国人留学生から人気があるのは国立と私立ですが、年間学費の目安は国立だと5~10万円、私立だと5~40万円程度です。
生活費
フィリピンで大学留学をした時の生活費(滞在費・食費・通信費・交通費・娯楽費等)の目安は、年間40~70万円です。
滞在費については、大学寮に入った場合1ヶ月1〜3万円、アパートだと1ヶ月3〜4万円が相場です。
1年間の費用目安
前項で説明した学費と生活費の他にビザ申請費や渡航費、海外旅行保険料などがかかるので、1年間の費用目安は70~120万円程度となるでしょう。
ただし、為替レートや生活スタイル、大学などによって金額が大幅に変動しますので、参考程度でお考えください。
フィリピン大学留学でおすすめの大学
最後に、フィリピン大学留学でおすすめの大学を5つご紹介します。
フィリピン大学ディリマン校
フィリピンの東大とも呼ばれている国内No.1の国立大学で、マニラの学園都市で有名なケソンシティが所在地です。
フィリピン大学は様々な地域に8つのキャンパスがありますが、ディリマン校は東京ドーム100個分ほどの最大面積を誇り、20以上の学部から幅広い学問を学べます。
国立のトップ大学なので入試の難易度は高めですが、学費や滞在費はかなり安いです。
アダムソン大学
ギリシャからの移民によって設立された私立大学で、マニラ市にあります。
留学生の受け入れを積極的に行っているので、アジアからヨーロッパ、アフリカなど世界各国の学生が在籍していて、非常に国際的な環境となっています。
大学には最新の設備が揃っており、土木工学や電気工学などの理系学部のレベルが高いです。
デ・ラサール大学マニラ校
フィリピン大学ディリマン校の次に並ぶ名門私立大学で、マニラ市内に位置しています。
多くの留学生を招致するために、世界中の大学と協定を提携しており、日本だと早稲田大学や上智大学が協定校として認定されています。
学費の価格帯は高めですが設備投資も十分にされているので、ビジネスやエンジニアの分野で強く、外国人留学生からも人気の高い大学です。
アテネオ大学マニラ校
デ・ラサール大学マニラ校と国内ランキング2位を争う名門の私立大学で、マニラのケソンシティにあります。
特に英語系分野の教育レベルに定評があり、早稲田大学を始めとする日本の大学や、様々な国の大学と協定を結んでいるので交換留学生の数が多いです。
学校施設が充実しており、卒業すると高いステータスとなって就職もしやすくなるため、フィリピンの富裕層もたくさん通う大学です。
サントトマス大学
1611年に設立されたアジア最古の大学でマニラ市にあり、学生数は40,000人を超える規模の大きい私立大学です。
国内ランキングではトップ5に入るエリート校で、医療系の学部に強みを持っているほか、カトリック系大学なので宗教についても詳しく学ぶことができます。
キャンパスには歴史を感じさせる建物があり、伝統を色濃く残している点が特徴的です。
まとめ
今回は、フィリピン大学留学についてと、費用やおすすめの大学を解説しました。
フィリピン大学留学は、特に最新設備が整っている名門の私立大学へ通うと、コスパ良く学位が取得できて将来のキャリアにも役立てられそうです。
この記事を読んで、フィリピンへ大学留学をしてみたいと感じた方は、ぜひ志望校を決めて具体的な留学計画を考えてみてくださいね。
よくある質問
- フィリピンの大学の講義は英語で行われますか。
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はい、基本的には英語で行われます。
ただし、国立大学や留学生が少ない大学では、タガログ語が使われることもあるので注意が必要です。
- フィリピンの大学へ出願する場合、英語力はどの程度必要ですか。
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大学によって要求される英語レベルは異なりますが、一般的にはTOEFL iBT 80以上もしくはIELTS6.0以上が目安です。
- フィリピンで人気の大学を教えてください。
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フィリピン大学ディリマン校
デ・ラサール大学マニラ校
アテネオ大学マニラ校この3つはフィリピン大学ランキングのトップ3常連校で、教育レベルが高く人気があります。