マルタでワーホリはできるの?現地で滞在費用を稼ぐにはどうすればいい?

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なるべく費用を抑えてマルタ留学をしたいんだけど

「マルタにはワーホリ制度があるの?」

「マルタ島で滞在費用を稼ぐにはどうすればいい?」

「マルタ島で日本人ができる仕事について詳しく知りたい」

と悩んでいませんか?

マルタへ英語を勉強しに来る留学生は多いですが、ワーホリビザで渡航してマルタで滞在費用を稼げないのか?と疑問に思っている方もいます。

なぜなら、マルタに滞在しながら仕事ができれば、予算が少なくてもマルタ留学を実現することができるからです。

そこで今回は、留学エージェントのWebライターで合計3年間の海外留学をして、現在はマルタに在住している私が、マルタのワーホリについて解説します。

この記事では、マルタのワーホリ事情と現地で仕事をする方法についてお伝えします。

この記事を読むと、マルタでワーホリができるのかがわかり、マルタ島で仕事をする方法と現地で日本人ができる仕事について知ることができます。

結論は、現状はマルタでワーホリをすることはできませんが、3ヶ月以上の留学をすれば現地で仕事をすることができ、ワーホリのように費用を抑えながら長期滞在することが可能です。

目次

マルタのワーホリについて

まずは、マルタのワーホリ事情について簡単に解説します。

ワーホリとは

ワーホリとはワーキングホリデー(Working Holiday)の通称で、日本とワーキングホリデー協定を締結した国から1~2年の滞在許可を得ることができる制度です。

滞在中は、勉強や旅行、仕事などが許されているため、自由度の高いビザとして人気があります。

現在は29ヵ国の協定国があり、18~30歳の日本国民であればビザの申請をすることが可能です。

マルタでワーホリはできない

2023年7月現在は、マルタでワーホリをすることができません。

その理由は、日本とマルタの間でワーキングホリデー協定が結ばれていないからです。

マルタとのワーホリ協定は交渉中

現在はマルタでワーホリをすることはできませんが、実は、マルタとのワーキングホリデー協定は交渉中となっています。

2018年に行われた日本とマルタの首脳会議では、ワーキングホリデー協定についての話合いが行われました。

まだ詳細は発表されていませんが、近い将来、マルタとのワーホリ開始に向けて具体的な話が進む可能性はあります。

現時点ではマルタ留学が人気

ワーホリはできないものの、日本ではマルタ留学の人気が高まっています。

なぜなら、マルタはヨーロッパでありながらも英語が公用語であるため、英語をしっかり学べる環境が整っているからです。

また、治安の良さも魅力の1つで、海外初心者でも安心して留学生活を送ることができます。

ワーホリの代わりに留学するなら長期留学がおすすめ

ワーホリの代わりにマルタ留学をするなら、半年以上の長期留学がおすすめです。

というのも、マルタの学生ビザで仕事をする場合には、90日以上の滞在が必須となっており、就労許可取得などの手続きにかかる時間を考慮すると、半年以上の期間があった方が余裕を持って動けるからです。

また、ワーホリはどの国も1年程度の期間で行われるので、マルタに半年~1年の長期留学をすると、ワーホリの代わりとして満足のいく滞在ができるでしょう。

ワーホリの代わりにマルタへ留学する場合の費用目安

こちらでは、ワーホリの代わりに、半年もしくは1年マルタへ留学する場合の、費用目安をご紹介します。

  • 以下でご紹介する費用は、為替レートの変動や物価上昇により、大きく変わる場合がありますので、参考程度にご覧ください。

マルタ留学の費用は安い

マルタはヨーロッパ諸国の中でも物価が安く、留学費用を安く抑えられる国です。

したがって、ヨーロッパの歴史や文化を楽しみつつも、リーズナブルに留学したいと考えている方にはおすすめの留学先です。

半年

マルタに半年留学をする場合の総費用の目安は、240万~260万円です。

半年分の学費は60万円程度、滞在費は140万~150万円程度を考えておくと良さそうです。

1年

マルタに1年留学をする場合の総費用は、平均で450万~475万円です。

1年分の学費は115万~120万円、滞在費は180万~200万円を目安にすると良いでしょう。

マルタ島でワーホリのように仕事をする方法

以下では、マルタ島にワーホリで滞在するように仕事をする方法をご紹介します。

ちなみに、マルタはマルタ島・コミノ島・ゴゾ島という3つの島から成り立っていますが、マルタ島は最も大きい島で、観光客や留学生もたくさんいることから、仕事も豊富にあります。

学生ビザでアルバイト

2018年4月より、マルタに90日以上滞在する場合は、学生ビザでアルバイトができるようになりました。(週15時間以上のレッスンがある英語コースの選択が必要)

週20時間までという就労制限はありますが、就労許可(Employment license)を申請すれば、留学13週目からマルタで仕事をすることが可能です。

ワーホリの代わりとしてマルタで仕事をするには、最も適した方法だと言えます。

就労ビザ

就労ビザはマルタ国内で就職先を見つけて、会社からのサポートを得ながら取得するビザのことです。

フルタイム勤務となるので、働ける時間は学生ビザよりも長くなりますが、自由な時間が少ないため、英語の勉強をする余裕はないかもしれません。

また、学生ビザと比べると、就労ビザは取得が難しいです。

その他のビザ

その他にマルタで仕事ができるビザは、投資家ビザや永住ビザなどがあります。

これらのビザは、学生ビザや就労ビザよりも自由度は高いものの、取得をするためには多額の資金が必要になるので、ハードルがかなり高いです。

マルタで仕事を得るのは簡単ではない

上記でご説明したようなビザを取得すると、マルタで働くことができますが、マルタで仕事を得るのは簡単ではありません。

マルタでの就職活動では、今までの職歴や自己PRが評価されるのはもちろんのこと、友達や知り合いからの紹介で仕事が決まることもよくあります。

そのため、マルタで仕事が見つからなかった場合に備えて、留学予算にはある程度の余裕を持っておくことも大切です。

留学エージェントに頼る

学生ビザでマルタに留学し、アルバイトをして滞在費用を抑えようとしている場合は、留学エージェントに頼るという方法もあります。

マルタの学生ビザで働く場合、観光ビザで渡航をし、現地で学生ビザに変更、その後に就職活動をして、就労許可を申請するという少し複雑な手続きを進めなければなりません。

手続きを進めていく中で何かトラブルが起きても、相談できるスタッフがいれば、スムーズに解決して英語の勉強に集中することができます。

下記リンク先のマルタ留学メイトは、手数料無料のマルタ留学エージェントなので、相談事があれば活用してみてください。

マルタ島で日本人ができる仕事について

最後に、マルタ島で日本人ができる仕事について、お伝えします。

  • 為替レート:1ユーロ=155円で計算、小数点以下切り捨て

マルタでの時給相場

2023年におけるマルタでの最低賃金は、​​週192.73ユーロ(約29,873円)で、週5日・1日8時間働いたとすると、最低時給は約4.8ユーロ(744円)となります。

東京都の最低賃金は1,072円なので、日本よりも時給相場は低いという現状があります。

したがって、日本人がマルタで仕事をすると、現地での給料に少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

飲食店

マルタ島の飲食店での仕事は求人が多く、外国人もたくさん働いているので、選択肢として考えやすいです。

マルタは日本人の在住者や留学生が多いので、日本人が経営する日本食レストランも何軒かあります。

飲食店で働くと給料に加えてチップをもらえたり、まかない料理を食べられたりするので、お得感はありそうです。

お土産屋

マルタ島には観光客が集まるので、お土産屋さんがたくさんあり、飲食店のように外国人スタッフが多い職場となっています。

特に、夏の観光シーズンはお土産屋さんも賑わうので、求人もそれなりに出ているはずです。

iGaming

日本に住んでいるとあまり聞き慣れない業界かもしれませんが、マルタではiGamingと呼ばれるオンラインカジノ業界が盛んです。

日本語で働ける職種も結構あるので、マルタで就職している日本人もたくさんいます。

ただし、フルタイム勤務での募集が多いため、学生ビザでアルバイトとなると難しいかもしれません。

日本の企業とリモートワークをする

ここまででご紹介したお仕事が、どうしても自分に合わないと感じた方は、日本の企業とリモートワークをすることも選択肢として考えてみてください。

コロナ禍をきっかけに、リモートワークを認める日本企業は増えていますし、Web制作関係だと勤務時間も調整しやすいです。

まとめ

今回は、マルタのワーホリ事情とマルタ島で仕事をする方法について、解説させていただきました。

現時点では、マルタでワーホリをすることができませんが、学生ビザを取得して90日以上滞在すれば、アルバイトとして週20時間まで仕事をすることができます。

マルタの時給相場は日本と比較すると低いですが、海外での就業経験を得る、という目的で働いてみるのも良いかもしれませんね。

よくある質問

マルタでワーホリができると聞いたのですが、本当ですか。

現時点では、日本とマルタの間でワーキングホリデー協定が結ばれていないため、マルタでワーホリをすることはできません。

ただし、2018年の日本マルタ首脳会議でワーキングホリデー協定についての話合いが行われたので、近い将来実現する可能性はあります。

マルタへ3ヶ月留学をする予定なのですが、現地でアルバイトはできますか。

マルタの学生ビザでアルバイトをする場合は、90日以上の滞在が必要となるので、3ヶ月留学でアルバイトをすることは難しいでしょう。

マルタでアルバイトの求人を探したいのですが、おすすめのサイトを教えてください。

JobsplusやMalta parkという求人サイトが有名なので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

学生時代に交換留学で1年間イギリスに留学。卒業後は、日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。現在は、マルタ島在住で主にフリーランスライターとして活動。

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