「マルタのTOEIC留学はどのような特徴がある?」
「マルタでTOEIC試験対策コースを開講している語学学校を知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
TOEIC留学はイギリスやフィリピンなどの国が人気ですが、最近ではマルタ留学を選択する日本人が増加傾向にあります。
なぜなら、マルタはイギリスと歴史的に深い繋がりがあるため英語が公用語となっており、治安も良好なので、海外留学が初心者という場合でも留学するメリットがたくさんあるからです。
そこで今回は、留学エージェントのWebライターで合計3年間の海外留学をして、現在はマルタ共和国に在住している私が、マルタのTOEIC留学について解説します。
この記事では、マルタのTOEIC留学の特徴と、マルタでTOEIC試験対策コースを受講する方法をお伝えします。
この記事を読むと、マルタでTOEIC留学をするメリットがわかり、留学するべき語学学校を知ることができます。
結論は、マルタでTOEICは主流ではありませんが、留学生向けにTOEIC試験対策コースを開講している語学学校があり、実際の生活で使える英語を身につけることもできます。
TOEICとは?
まずは、TOEICについて簡単にご説明します。
英語スキルを測定する試験
TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語を母国語としない外国人の英語スキルを測定する試験です。
アメリカの非営利テスト開発機関であるETS(Educational Testing Service)が試験開発を中心に行い、一般財団法人である国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が日本国内のTOEICを実施しています。
5種類の試験がある
TOEICは大きく分けてTOEIC® TestsとTOEIC Bridge® Testsの2つがあり、さらに細かく分けると以下5種類の試験があります。
- TOEIC® Tests:TOEIC® Listening & Reading Test・TOEIC® Speaking & Writing Tests・TOEIC® Speaking Test
- TOEIC Bridge® Tests:TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests・TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests
この中でも、一般的にTOEICといわれるのが「TOEIC® Listening & Reading Test」です。
満点は990点
TOEICは合否判定ではなく、スコア判定となっており、10点~990点満点で点数がつけられます。
試験内容はリスニングが45分間で100問、リーディングが75分間で100問です。
初級者から上級者まで幅広いレベルを判定できるように、簡単な日常会話から仕事の場面を想定したビジネス会話まで、満遍なく出題されます。
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの英語発音を採用
TOEICは、世界160カ国で実施されるグローバルスタンダードな試験であるため、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4カ国の英語発音を採用しています。
そのため、高得点を取るには様々な国の英語アクセントに慣れる必要があります。
学校や企業にとっての英語力評価基準
日本や韓国などのアジアを中心とした国々では、TOEICは学校や企業にとっての公式な英語力評価基準として利用されることが多いです。
具体的には、就職・転職活動や高校・大学などの推薦入試、会社の昇進や昇給に使われます。
履歴書に書けるスコア目安は600点以上とされており、高得点を狙って多くの学生や社会人が試験を受験しています。
マルタ・toeic留学の特徴とは
ここでは、マルタのTOEIC留学の特徴を5つお伝えします。
費用が安い
マルタは他の英語圏やヨーロッパ諸国と比べると物価が安いため、TOEIC留学にかかる費用を抑えることができます。
1ヶ月のTOEIC留学にかかる費用目安は60万円前後となっており、節約できたお金を旅行などに充てられます。
- 上記でご紹介した費用目安は、為替レートの変動や物価上昇により、大きく変わる場合があります。
TOEIC対策でマルタ留学をする日本人が増加傾向に
TOEIC留学といえば、今まではアメリカ・イギリス・カナダ・フィリピンなどの国が人気でしたが、最近ではマルタを選択する日本人が増加傾向にあります。
憧れのヨーロッパで費用を抑えながら留学ができて、英語環境に身を置けるというメリットは、マルタならではの特徴でしょう。
講師の英語力が高い
マルタはイギリスと歴史的に深い繋がりがあり英語が公用語となっているため、語学学校には英語力が高い講師がたくさんいます。
イギリス英語がネイティブ並みに流暢な講師も多いため、イギリスへの留学を諦めていた方にはピッタリかもしれません。
また、マルタのTOEIC留学では、ただ単に試験対策をするだけではなく、スピーキングなども力を入れて指導してくれるので、実際の生活で使える英語を学ぶこともできます。
治安が良好で初心者にもおすすめ
ヨーロッパは国やエリアによって治安が悪く、留学を躊躇する方もいますが、マルタはヨーロッパ諸国の中では治安が非常に良好で、海外生活が初めてという方にもおすすめです。
マルタはイタリアに近い小さな島国であることからフレンドリーな人が多く、困っている人を見かけたら手を差し伸べてくれる雰囲気があります。
とはいっても海外である以上は、最低限の防犯対策をしなければなりませんが、警察の目も届きやすいので、過度に心配する必要はないでしょう。
公式テストセンターがない
現在、マルタにはTOEICの公式テストセンターがありません。
その理由は、マルタを含むヨーロッパでTOEICは主流な英語試験ではないためです。
したがって、TOEICコースが開講されていたとしても、日本人や韓国人などのアジア系留学生が中心になると予想されます。
マルタ留学でtoeic試験対策コースを受講する方法
前述したように、マルタでTOEICは一般的に利用されていないため、TOEICを専門に扱うコースは限られています。
以下では、マルタでTOEIC試験対策コースを受講する方法について解説します。
マルタの語学学校が実施するTOEIC試験対策コースに参加する
最も簡単な方法は、マルタの語学学校が実施しているTOEIC試験対策コースに参加するというものです。
注意点として、1ヶ月などの最低申込み期間が決まっていたり、一定の英語力が求められたりする場合があるので、受講条件を必ず確認するようにしましょう。
英語力の目安は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でB1以上、TOEICだとリスニング・リーディングそれぞれで275点以上となります。
一般英語コースにTOEIC試験対策を追加する
語学学校にTOEIC試験対策コースがない場合は、一般英語コースにTOEIC試験対策レッスンやプログラムを追加できないか確認してみましょう。
しかしながら、このような組み合わせ受講ができるのは一部の語学学校に限られていることと、場合によってはTOEICの試験対策として個別レッスンをすすめられ、費用が高くなってしまうこともあるので気をつけましょう。
マルタでTOEIC留学ができる学校
最後に、TOEIC試験対策コースを実施しているマルタの語学学校をご紹介します。
European School of English
ESEという名前でも知られている大規模校でセントジュリアンにあり、講師は全員ネイティブもしくはネイティブレベルの英語力のある人を採用しています。
TOEICの公式試験会場に認定されたことがあるため、TOEICの試験対策コースには定評があります。
TOEIC試験対策コースは1週間あたり30レッスンで開講されており、最低4週間のコースではB2レベルの英語力が、最低6週間のコースではB1レベルの英語力が求められます。
Institute of English Language Studies Malta
略称はIELSでスリーマにある大規模ですが、マルタで30年以上の歴史がある老舗校としても知られています。
校内は改装されて明るい雰囲気があり、カフェテリアや図書館などの学校設備も新しくて充実しています。
TOEIC試験対策コースは1週間あたり10レッスンで実施されていますが、一般英語コース(20レッスン/週)と組み合わせて受講する必要があります。
Gateway school of English
別名はGSEでセントジュリアンの落ち着いたエリアにあり、家族経営の小規模な語学学校です。
TOEIC試験対策コースは、1週間あたり20レッスンか、30レッスンかで選択することができ、1クラス8人以下の少人数でレッスンが行われます。
一般英語コース(20レッスン/週)とマンツーマンレッスン(10レッスン/週)を組み合わせて受講することも可能です。
EF International Language Centre Malta
EFという名前で世界的に有名な学校でセントジュリアンにあり、質の高さに定評があることから若い留学生にも人気があります。
世界各国に学校があるので、二カ国留学でも利用しやすいです。
TOEIC試験対策コースは1週間あたり32レッスンですが、そのうちの16レッスンは一般英語レッスンとなっており、話す・聞く・書く・読むの4技能を満遍なくを伸ばすことができます。
English Language Academy
マルタ大学近くのグジラという静かな住宅街にあり、8~10名の少人数制を徹底している語学学校です。
TOEFL iBT公式テストセンターに指定されているため、プロの講師を揃えて質の高い試験対策レッスンを提供しています。
試験対策コースはIELTSやTOEFLがメインとなっていますが、TOEIC試験対策も相談可能とされています。
まとめ
今回は、マルタのTOEIC留学の特徴と、マルタでTOEIC試験対策コースを受講する方法を主にお伝えしました。
マルタではTOEICがあまり知られておらず、試験対策コースの選択肢は少ないですが、本日ご紹介した語学学校を中心に自分にピッタリの学校を探してみてください。
マルタでは英語が公用語で様々な国の留学生や移住者がいるため、スコアアップを狙えるだけではなく、英会話のスキルも磨いていけるはずです。
よくある質問
- マルタでTOEIC留学をしようと思っていますが、スコアアップに効果的な留学期間を教えてください。
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どのくらいのスコアを狙うのかにもよりますが、一般的に3ヶ月の留学で200~300点のスコアアップが目安となっています。
- マルタTOEIC留学でおすすめの時期を教えてください。
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落ち着いた環境で試験対策に集中したい場合は、観光客や留学生で混雑するハイシーズン(6~9月)を避け、オフシーズンの秋~冬(10~2月頃)を選択すると良さそうです。
- マルタでTOEICを受験することはできますか。
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現時点ではマルタに公式テストセンターがないため、マルタでTOEICを受験することはできません。